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その3. 立体曼荼羅 |
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曼荼羅はサンスクリット語のmandalaの音をそのまま漢字にしたもので、宇宙の真理や仏の悟りを色や形で表現したものといわれています。 密教では菩薩の境地の義を表したものとしていますが、現実の世の中そのものを曼荼羅ととらえる見方や、瞑想や観想を具体的に見えるものにした図絵として描かれるものや、像として造られるなどのように具現化して表現されるものがあります。 曼荼羅にはその表現方法により (1)大曼荼羅=仏の姿を描いて表現される (2)三昧耶(さんまや)曼荼羅=蓮華や法輪など仏を象徴するもので表現される (3)法曼荼羅=仏を象徴する梵字で表現される (4)羯磨(かつま)曼荼羅=仏像などの立体仏で表現される の4種があります。 羯磨曼荼羅は仏像を経典にしたがって安置した立体曼荼羅で、京都の東寺が有名です。 講堂に大日如来を中心とした五智如来、五菩薩、五大明王、四天王、梵天、帝釈天の21体の仏像が安置され密教の教えを具現化しています。 |
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◆大乗寺を知る その1. 空間芸術家でもあった応挙 その2. 十一面観音と客殿 その3. 立体曼荼羅 その4. 大乗寺の立体曼荼羅(障壁画空間) その5. 客殿が曼荼羅になっていることがわかったのは? その6. 宗教的イメージの高揚を意図した間取り その7. 絵画空間と現実空間の接点 その8. 大乗寺の隠された符丁 その9. 行方知れずの絵 その10. 長くなった絵、短くなった絵 その11. 新しい発見1 二間続きで絵を見る。 その12. 新しい発見2 かすかな線は水辺となって見える… |
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