屏風 「十六羅漢の図」(1) 円山応挙筆 絹本着色 制作年月不明
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十六羅漢図屏風
中国より渡来した原画を応挙が30才代初期に模写したものと伝えられる。十六羅漢というのは、一切の煩悩を破却し尽くした16人の尊者のこと。釈尊の弟子としてすべて実在の人物であるが、伝説的な人物と思われるような節も少なくない。インドの各地方に分散して、その教法を守護したといわれる。
大乗寺蔵のこの屏風の裏面には 「此尊影求密英上人 本所京東福寺什宝 渡唐之十六羅漢願 拝借則於彼方丈使 画師源應擧令寫焉 文政七申夏仕堅密円」 とあり、密英が応挙にこの十六羅漢の製作を依頼した事がわかる。
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