掛け軸 「鍾馗図」 円山応挙筆 紙本墨画淡彩 寛政7年[1795年]正月
|
|
|
「鍾馗図」 円山応挙筆 鍾馗は唐の玄宗の夢に出てきて、魔を祓い病を癒したといわれ、中国では疫鬼を退け魔を除くものとされています。日本では端午の節句の幟や人形となって家庭でも親しまれています。 この絵は力強く美しい鍾馗図で、黒く躍動感いっぱいの髭と抑揚のある墨線で描かれた衣文が頼もしさをさらに強く表現しています。応挙が亡くなる年の正月に描いたもので、応挙はこの鍾馗図に自らの病を重ねあわせて描いたようにも思えます。
|
作品をクリックすると拡大画像が表示されます。
Copyright (C)Kameisan Daijyo-ji All rights reserved. |