欄間透かし彫 「欄間透かし彫」(3) 作者不明 木 制作年月不明
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「山水の間」と「芭蕉の間」の間、「山水の間」の南側 松林と月の絵柄です。松林は「波と獅子の欄間」と同様に天の橋立を連想させます。洗練された形に切り抜かれ、隣の部屋からの光に浮かび上がる効果を考えているようです。彫りは施さず、切り抜き跡は板の厚みそのままにエッジをたてた仕上げで、それにより光の強弱による影が様々に表情を変え、時々の浜辺の情景を想像させます。 また、板材の年輪を広がる水紋のようにうまく使って水を表現しています。この欄間のすぐ下には亀を描いた小壁があり、水の連携が意図されています。
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