大乗寺 円山派デジタルミュージアム
Daijyoji Temple Digital Museum of the Maruyama School
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大乗寺文書 「応瑞書簡」(4) 円山応瑞筆 紙本 寛政8年3月10日


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右之銀子 ニ受取申候
 それぞれ相達可申候

一先日差上候夏山水畫たし
 寸法之儀画セん紙長サ一ぱいニ
 申付候處御好とは少々不足
 仕候間後便ニ上方へたし紙
 進上可仕候間此段御断申上候
 先日ハ甚多用ニて失念仕候
一御たたみへり之儀段々
 掛合候處うり物ニは無之
 御座候由申候何卒十畳向
 為織様ニ相頼置候何
 卒早春可差上奉存候へ共
 右之仕合候しばらく延引
 仕候尚セつき候て出来次第
 可差上候何分今度も急
 便故早々申残候尚近内
 豊岡小袖屋助十郎方へ


申上候若御序も御座候ハバ
小袖屋方へ御入御よセ
可被下候
 三月十日 圓山主水
       右近
大乗寺様
   御左右
応瑞書簡
寛政8年3月10日の書簡と考えられる。(佐々木丞平京都大学大学院教授)。



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