掛け軸 「龍門鯉魚図」 円山応挙筆 絹本墨画淡彩 寛政元年秋
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「龍門鯉魚図」円山応挙筆 この絵は後世の「鯉の滝登り」の一標範となったといわれます。「龍門」は登竜門の「龍門」のことで、黄河の急流の龍門に鯉などが集まり、多くは登りえないが、登りきった鯉は龍になるという中国の言い伝えで、この絵はまさにその姿を象徴的なシルエットで現代的な感覚で描いています。陳腐化した感のある鯉の滝登りの画題も応挙の手にかかるとこれほど新鮮な絵になるのかと驚くばかりです。 この軸は2幅対で当初より2つの軸を掛けることを意図して制作されています。
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