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客殿の中央に位置する仏間は持仏十一面観音が安置されている部屋で、北側は山水の間に、南側は禿山の間につながっています。それぞれ2枚1組の襖に仏様の部屋らしく浄土をイメージさせる蓮を画題に、蓮の葉と白い花をゆったりとした雰囲気をもたせて描いています。それぞれ襖2枚で正方形に近い画面となるのでそれを考慮した構図をとり、蓮の葉を少し薄く描くことで微妙な奥行き感をもたせ、浄土世界の静かで清らかな水面とその空気感までを表現しています。仏間の前面は孔雀の間につながりますが「松に孔雀図」の襖と障子が重なってはめ込まれており、孔雀の間から襖を開けると障子の格子越しに持仏を拝することができます。障子の腰張り部分にも絵が描かれており、仏間側には蓮が孔雀の間側には睡蓮を描いています。孔雀の間側は「松に孔雀図」にあわせ金地に描いています。 | ||
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